2007年11月29日木曜日

タンザニアってどんなとこ?

すぐに書こうと思っていたにも関わらず、時間が空いてしまってすみません。

さて、タンザニア。

タンザニアと言われて、その場所がピンと来る人は少ないのではないでしょうか。
そもそも、タンザニアって・・・どこ?
アフリカであるというのは、わかるけれど。

でも、タンザニアではピンと来なくても、
キリマンジャロと言えば分かる人は多いと思います。

キリマンジャロと言えば、ヘミングウェイの小説の中にも出てくるし、
なんと言っても、キリマンジャロ・コーヒー。
誰しもが、耳にする、もしくは口にしたことがあるのではないでしょうか。

タンザニアは、キリマンジャロや、それこそ多くの方が 「アフリカ」と言われて 思い浮かべるであろう、サバンナとライオンやシマウマやキリンと言った野生動物がいる 複数の国立公園がある、自然豊かな国です。

(アフリカの全土にキリンがいるわけじゃないんですよ~。本当に限られた地域のみです^^;)

まさに、私たち日本人が多く思い描く、アフリカOFアフリカ!

国土は日本の約2.5倍。
人口は日本の約30%弱。

(…こう考えると、日本って本当に人口密度高いですよね…。)


他のアフリカの地域に比べ、タンザニアは政治的にとても安定した国です。
それにも関わらず、妊娠や出産が原因で亡くなる女性の数は日本の260倍。
政治的に安定しているからと言って、妊産婦さんたちが亡くなる数が、
簡単に減るものではないようです。

さて、タンザニアに関する簡単な紹介はこんなところまで。
次回は、いよいよタンザニアで見てきたもの、聞いてきたものをご紹介していきます!
 ◇   ◇   ◇ 

タンザニアの一番大きな都市ダル・エス・サラーム
(なぜか首都ではない^^;)に着陸するぞ~というとき。
真っ青でエメラルドグリーンの海!

私はアフリカ大陸に足を踏み入れたことはあったものの、 タンザニアは初めて!
正直アフリカでエメラルドグリーンの海って 想像していなかったので、そのリゾート地のような綺麗さに驚きました!





そしてタンザニア、虹が出るわ出るわ!
一体何個の虹を見たかしら?というくらい。
しかも虹の全景が見えてブリッジ型になっているのが見える上、 虹が二重にかかっている、ダブルレインボー、見ました。





ちょっと見にくいですが、ダル・エス・サラーム市内には日本からの中古車もたくさん走ってます。
これは乗合バス。
『ようちえん』と書いてあります。
日本の幼稚園バスだったようです。笑

2007年11月13日火曜日

はじめまして!

みなさま、こんにちは!初めまして。
chicoと申します。

ジョイセフでは何をやっているのかと申しますと…
一言で申し上げるのが大変難しいのですが、
国内でみなさま(個人、企業等)からご支援頂いたもので、途上国の支援をしている部署です。

いわば、日本社会と途上国の橋渡し的な位置かもしれません。^^

日本の方からご支援頂いている内容としては
例えば・・・・
1) 使用済み切手やカードなどの収集ボランティアによるご支援
2) チャリティ・アイテムご購入による支援
3) 募金によるご支援
4) ランドセルや学用品等の物資+輸送費支援  etc.etc.

これらの日本からのご支援によって途上国で
世界の母と子の健康と命をまもるホワイトリボン
の活動を行っています。

先月は、タンザニアに出張に行ってきましたので、
ジョイセフのホワイトリボンのプロジェクトが実際にどんなものなのか?
そして、現地の様子についてお伝えしていければなぁと思っています!

つたない文章で恐縮ですが、どうぞよろしくお願いします!
今日のところは、まずご挨拶まで。

2007年11月5日月曜日

子育てお母さん恐るべし!?

さて、子育ての一環としてうちの嫁さんがやっていることについてちょっと書いてみます。

何をしているかというと、、、子育て支援などお母さんを支援する活動や機関紙の発行を通して、生活に密着した問題についてお母さんたちに知ってもらい、一緒に考え、そして政治へ働きかけて行こうという活動をしているNPOの会員として、いろいろやっているようです。

ここでいう生活に密着した問題というのは、例えば、小学校を30人学級にすること、乳幼児の医療費支援の給与の上限を撤廃すること、子どもの医療費支援を高校生まで引き上げること、児童保育の拡充など、特にお母さんとなって初めて実感するようなそんな問題です。

NPOの活動でぼくが面白いなと思ったのは、子育て支援のいろいろな活動を会員のお母さんたち自身で企画し実行するというところです。例えばうちの嫁さんの場合、週一回、公民館で幼児サークルを開いて子どもたちとお遊びをするわけですが、どんな遊びをするか、私はあれができる、私なら何々と、参加するお母さんが自分ができることを自発的にやるわけです。強制はありません。参加費はひとり数百円でほとんど材料費で消えてしまう程度のお金です。

ここで大事なのは、このサークルの前代表(本人曰く、下っぱの下っぱ)のうちの嫁さんが言うには、「みんなが自主的に企画してできることをできる人がやることで、自分は1人じゃないんだよ、お母さん一人じゃなくて子育てはみんなでやればいいんだよというメッセージを伝え、お母さん同士の結びつきを作っていく」こと、だそうです。

その他、うちの嫁さんがやっているのは、キッズ英語。幼児を中心に小学校低学年まで、歌って踊って楽しく英語を勉強しよう!というクラスだそうで、こちらは嫁さんが中身を考えてやってます(さとうも嫁さんが訳した絵本の英語のチェックとかで少し強制的に自主的に準備を手伝ってます…)が、ここでもメッセージは同じです。

NPOでは、こうした子育て支援から、対象も乳幼児から高校生・大学生まで、高齢者支援にいたるまで、いろいろな活動を会員のお母さんたちが自分たちで企画して実施していて、その過程でお母さん同士のコミュニケーションの中で今の社会を考えていく、、、そして必要なら署名活動をして市長や市議会議員に直接訴えていく、ということで、、、子育てお母さん恐るべし、です。

最後に、このような活動をやっていく中で、嫁さんが難しいと思ったこと、感じたことを二つほど。それは、安易な方向を選ぶお母さんが増えているということ、だそうです。安易なこととは、例えば、幼児サークルといった試みはいろいろな所でやっているわけで、自分も企画に参加してできることをやるという、ある意味、無償の労力を提供する参加型サークルより、誰かがすべてお膳立てしてくれてお母さんは子どもを連れて来て遊ぶだけでいいというサークルに流れていくお母さんが少なくないそうです。

もう一つは、身近な生活に密着した問題について不満を口にはするものの、行動を起しても何もかわらないだろうと井戸端会議だけで満足してしまう、無関心型のお母さんが、これも少なくないということ。こういうお母さんたちの関わりをどうやって作って促していくか、、、が嫁さんの今の課題だそうです。

いやあ、繰り返しになりますが、子育てお母さん恐るべしです。
子育てお父さんがここまでできるか、、、少なくともさとうは自信がありません。公園でブランコの順番を守らなかったり、お砂場で人のものを取ったりするような子どもにはよその子でも怒ったりはしますが、せいぜいそこまで止まりで、「社会」を変えようというところまでは、、、考えが及んでいないというのが正直なところです。そういう意味で、うちの嫁さんはすごいことをしているなと、尊敬して応援しています。時々晩ご飯のおかずが一品しかなくても許してやろう、、、と。

でも、たとえNPOに参加していなくても、お母さんたちは日常生活の中で、多分無意識に、さも当たり前のように、お母さんにやさしい社会(=人にやさしい社会!)の実現に向けて、「何か」をやっているんでしょうね、、。

マザー・ディクショナリーのお母さんのみなさんはどうですか?