みなさん、こんにちは。
今回ブログメンバーで唯一の少しは子育てしている(つもりの)パパとして、パパの視点から、あえてこんなタイトルで書いてみようと思います。
そもそも、日本の文脈でよく使われる、子育てへの「参加」とか「協力」とかいうような言い方はあまり好きではありません。男性が子育てすることは、女性が子育てをしているのに参加するものでもなく、嫁さんの子育てに協力するものでなく、男性がすべきこと、したいと思うことをやるという当たり前のことだと思うので。ここまで書くと、さとうはやるべき子育てを100%完璧にこなしているかのような印象を、持たれてしまうかもしれませんが、そんなことはないです。よく嫁さんに、「家族計画国際協力財団(ジョイセフの正式名称)で働いているのに嫁さんを大事にしない!子育て放棄!訴える!」と怒られます。「じゃあ、ジョイセフの相談窓口のさとうさん、内線○○○に電話しなさい。」と切り返すことしかできないさとうなのです。
妊娠・出産の先にある子育て。お子さんがいるみなさんは既に経験済みでしょうが、子育てを始める前に想像していたイメージとは結構違うことがありますよね。例えば、公園デビュー。幸い、うちの嫁さんは外向的で人付き合いをそれほど苦にしないタイプだったので問題はなかったらしいですが、人付き合いが下手だと思っていたり、育児疲れで精神的に不安定になってたりすると、決して小さいことではないかもしれません。
そして、同じ年頃の子どもを持つお母さんたちとのつきあい。結婚したときにももちろん世界が広がりますが、子どもができると更に世界が広がりますよね。幼児サークルとか保育園・幼稚園。それまでは、あのお母さんは合わないからあまりつきあわなくてもいいと避けることができたのが、子ども同士が仲良しなので、本当は気がすすまないけど避けられなくなるということも多いと思います。これが仕事であれば、利害が絡むがゆえにお互いに割り切ってつきあうことができますが、お母さん同志のつきあいは利害が絡まないがゆえに、余計大変だと思います。
こういう時、お父さんは何ができるか。悩みます。特に家族計画国際協力財団で働くお父さんとしては。なるべく無理はするな、ほどほどにつきあえ、本当に理解しあえるお母さんは少しいればいい、子育てのお母さんグループにのめりこむな、自分のグループを持て、云々。とはいえ、今の世の中、正直者がばかを見るというか、理不尽だろうが何だろうが声を大にした人間の言うことが通ってしまうような社会や人間関係が増えている中、子育てお母さんの苦労は並大抵ではないと思います。お父さんができることは、月並みだけど結局は話を聞いて一生懸命考えることぐらいしかないのかなあ、と思う次第です。