2007年6月20日水曜日

たった6%の女性だけが、(専門的知識を持った人による)出産介助を受けられる・・・エチオピア

みほさん、Pandaさん、まさよさん、皆さん正解です!

って、
正解してもうれしくないクイズですよね。(--;;)

みなさん、産院、病院で産んだ経験をお持ちとのこと。

ミッチも病院で生まれたし、きっとこれから自分が出産するとき時も、病院か助産院を希望すると思います。
たとえ、ミッチが自宅分娩をしたいと思ったとしても、助産師さんがきっと隣に居てくれないととても出産する気にはなれない(独りでなんて絶対産めない!)と思います。

日本に居たら、たいていそう思いますよね??


エチオピアでは、100人中6人の女性しか、専門的な知識を持った人による介助が受けられていないのです。

なぜだと思います??

村に病院がない、あっても、50km以上も離れた隣町まで、出向く必要がある(道も舗装されていないし、陣痛が始まったら到底間に合いませんよね)、当然村にはお医者さんも助産師さんも居ません。

100人中96人のお母さんが、自宅の土間や家畜小屋、暗い納屋で、分娩しているという状況です。
途上国では、お産は不浄なものという迷信があるところも多く、人目の付かない場所や、不衛生な暗室で行われる場合もあります。

・・・・想像するだけで怖いですよね。


介助をしてくれる人がいるとしたら、それは、近所の伝統的なお産婆さんです。

ただ、間違った迷信や、言い伝えが、信じられていて、
アフガニスタンなどでは、「女性の膣に灰を塗ると産後に良い」などと、
恐ろしいようなことを信じられているところもあります。

こうした間違った言い伝えや、慣習が、女性の死をもたらしている一因でもあります。

専門的な知識をもった人が介助しないと、出産時の対応を誤り、お母さんと赤ちゃんが繋がっているへその緒を、道端で落ちている石や、小枝、ガラスの破片などで切ってしまい、それが原因で、お母さんも赤ちゃんも破傷風になって死んでしまう・・・と言ったことが、頻繁に起こっています。


想像してみてください・・・・

こうして、私がブログを書いている間、世界では1分に1人の女性が、ここに書いたような原因で、亡くなっています。
この数は、ジャンボジェット機(500人乗り)が、毎日3機墜落しているということになるんです。

でも、戦争やテロのように、この事実が、新聞やニュースで騒がれたりしない。。。

なんとかしたいです。この現実。
そして、もっと多くの人に知ってもらって、日本人の私たちにできることをやっていきたいーーってしきりに思ってしまうミッチです。

次回は、こんな状況を少しでも改善しようとジョイセフが活動していることを
少しご紹介しますね。

2007年6月15日金曜日

途上国のMothersクイズ2

前回の平均寿命のクイズは、みなさん、たいへん驚いたようですね。

29歳が平均ってことは・・・もっと若いときにに亡くなっている人がいるということ。
ミッチも初めて聞いたときは、本当に信じられない・・・と思いました。

ただ、この結果をもたらしているであろういくつかの原因を、
実際に現場に行って目の当たりにする機会が増えるにつれて、
「なるほどなぁ。。。」と認めざるを得ませんでした。

途上国=貧困だから、と一言でいえる起因ではなく、日本では想像しがたい環境や慣習など、いろいろな原因が複雑に織り交ざって、女性の健康を害したり、死をもたらしていることがわかりました。


さて、今日も、ちょっとだけ途上国の現状を知るクイズを出しましょう~。


その前に、

マザーの皆さんは、どこで出産しましたか?
病院(産院)ですか?
助産院ですか?
それとも自宅ですか?


日本では、お産をするときは、
現在、
100%(100人中100人のお母さんが)、お医者さんや、助産師さんのような専門技能者の介助を受けて行われています。


東アフリカにあるエチオピアでは、
100人のお母さんのうち何人のお母さんが、
お医者さんや助産師さんの介助を受けて出産しているでしょうか。



A. 6人

B.26人

C. 56人 



正解だと思った答えは、簡単な理由と一緒に
コメント欄んに入れてもらえるとうれしいです~~(^v^)

2007年6月8日金曜日

女性の平均寿命29歳(世界で一番女性の寿命が短い国スワジランド)

マザーメンバーの皆さん、ご解答ありがとうございましたー。

残念ながら、皆さん全員不正解ですぅ。。。
でも、すっごく皆さんの気持ちがわかるミッチです。

これは、2006年の世界人口白書の統計データによるものですが、
南アフリカにあるスワジランドという国は、女性が29歳、男性が31歳。

生物学的にいえば、女性のほうが男性よりも寿命が長いものなのですが、
この国では、女性の寿命の方が短いです。

それにしても、29歳という数字を聞いて、ミッチも本当にビックリしました。
日本の女性の平均寿命の1/3ですよー!!

この低い寿命の1つの原因として、
妊娠や出産が原因で、女性が多く亡くなることがあげられています。
思春期の少女の妊娠や、不衛生な環境でのお産、多産など、栄養失調や貧血・・・
たくさんの起因があります。

それに加え、ミッチがもっと驚いたのは、
スワジランドの場合、15-49歳の若い女性のHIV感染率が40%だというのです。
(男性は26%で、はるかに女性の感染率のほうが高い・・・)
日本の女性の感染率は、男性より低く、0.1%以下だと言われます。

統計を見ると、スワジランドの場合、年々女性の寿命が少しずつ短くなっていることが気になりました。

HIVに感染してエイズで亡くなる人も増えているのではないでしょうか。。。

ただ、統計と言っても、この数字、
途上国の場合は、正確ではないんですね。
実際は、もっともっと悲惨な状況なのかもしれないです。

ミッチも、取材に行く度に、ショックを受けるのですが
日本と同じアジアにある、
インドネシアも、フィリピンも、ベトナムも、農村に住む女性は、

「自分の年齢を知らない(わからない)・・・」
 
と答える人が多いんです。
読み書きもできない女性もいます。

話し出したら止まらなくなってしまうミッチですが、
今日の本題は、「寿命」ということで、ここまで!
感想はもちろん、
質問や気になること、なんでもいいので、ぜひぜひコメントくださいね!

2007年6月1日金曜日

途上国のMothersクイズ1

まず、今日は、クイズを出します!

では、いきますよ。(^^)

今、日本は、世界で一番、女性の寿命が長い国です。(ちなみに、86歳です。)

さて、世界で一番女性の寿命が短い国の平均寿命は何歳でしょう?

A.49歳

B.39歳

C.29歳

ぜひ、みなさんコメントでご解答ください。

答えは・・・もったいぶって,次のブログでー。(^v^)